COLUMNクラッチバッグは使い勝手が良い?正しいクラッチバッグの使い方を紹介

2019/02/27

コーディネートをスマートにまとめてくれるクラッチバッグ。
持っているだけでちょっとした“こなれ感”が出て素敵ですよね。
しかし、実用性や使い勝手を考慮して「結局いつものバッグに落ち着く……」という方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、クラッチバッグの正しい使い方についてご紹介します。
クラッチバッグを上手に使いこなしたいという方、必見です!

■クラッチバッグとは
クラッチバッグとは、肩紐や持ち手がなく抱えるように持つタイプのハンドバッグをいいます。
別名に「セカンドバッグ」の名称を持ちますが、現代ではセカンドバッグ=メンズ(バブル風)、クラッチバッグ=ユニセックス(現代風)とイメージされるケースが多いでしょう。

レディース、メンズともにスリムで洗練されたデザインのものが多く、大きく分けて次のような種類があります。

折りたたみタイプ:
バッグの上部を折り返して2つ折りにして持ち歩くタイプです。
似たタイプにバッグの上部を半分だけ折り返し、フックやジッパーで留める半折りタイプもあります。

小包タイプ:
マチがあり荷物を多く入れられるタイプです。
バッグの上部を折り返すと小包のようなデザインになります。

ジップタイプ:
マチのない平ポーチのように口部分にジッパーが付いているタイプです。
ジップタイプは薄くシンプルなデザインが主流ですが、L字のジップで口が大きく開くものなどもあります。

そんなクラッチバッグの歴史は意外にも古く、1910年代の海外ではすでに女性達の間で使用されていたといいます。
後(1990年代)のハンドバッグブームが巻き起こるまでの間、女性が持つバッグといえばクラッチバッグが一般的。
口紅や練り香水、小さな財布やアドレス交換のためのステーショナリーグッズを入れていたと言われています。

現代のクラッチバッグの基盤となるデザインが登場したのは1970年代。
柔らかいレザーなどの素材を使用して、よりファッション性の高いデザインとなって世に浸透していきました。

■クラッチバッグのメリット・デメリット
ファッション性の高いクラッチバッグですが、おしゃれなだけが取り柄ではありません。
以下では、クラッチバッグのメリット・デメリットをまとめました。

<メリット>
・少ない生地で作れるため、価格が安いものが多い
・シンプルなデザインが多く、コーディネートを邪魔しにくい
・必要なものをすぐに取り出せる
・フォーマルやビジネス、普段使いまで幅広いシーンで使える

<デメリット>
・片手が塞がる
・他のバッグに比べて荷物があまり入らない
・荷物が増えた際に不格好になりやすい

クラッチバッグを持つ場合、荷物の量を上手にコントロールできれば、実は多くのメリットがあるかもしれませんね。
常に両手を空けたいのなら、手が通せるストラップのついたものがおすすめです。

■おしゃれな女性はクラッチバッグの中身は何を入れてる?
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必要最低限の荷物でコーディネートをおしゃれにまとめられるクラッチバッグ。
上手に使いこなしている世の女性はクラッチバッグに何を入れているのでしょうか?
代表的なアイテムと、選び方のコツを見ていきましょう。

・財布
意外にも長財布を持っている方が多いそう。
2つ折り財布や3つ折り財布は分厚くなりやすいため、最低限のカード類を入れた長財布がおすすめです。

・ハンカチ
必要な時にサッとハンカチを取り出せる女性は魅力的。
素肌への優しさを重視するのならタオル素材やガーゼ素材を、女子力アップを目指すならシワがなく清潔感の高い薄手素材を選ぶのがおすすめです。

・カードケース
使用頻度の高いカード類はカードケースにまとめておくと財布を取り出す手間がなくスマートです。
財布が分厚くなってしまうのを防ぎます。

・スマートフォン
カメラや手帳もスマートフォンがあれば必要なし。
ICカードを収納できるスマートフォンケースなら、カードケースが不要です。

・鍵
鍵が多い場合は複数本まとめて収納できるキーケースがおすすめ。
バッグの裏地を傷めてしまう心配もありません。

・コスメ
持ち歩き用ポーチの3大コスメといえば、リップ、口紅、ファンデーションの3つ。
そのほかにも、折りたたみコームやヘアゴム、チークにもなるリップなどを入れている方も多いようです。

・折りたたみミラー
コンパクトな鏡はメイク直しの必需品。
近年ではミラーとして使える鏡アプリなども重宝されています。

・香水のアトマイザー
香水をこまめに付け直すなら、数ミリリットル入れて持ち歩けるアトマイザーがおすすめ。
ボトルを持ち歩くよりも圧倒的にかさばらずに済みます。

■【使い勝手】クラッチバッグが合う場所、合わない場所
クラッチバッグにはさまざまな種類がありますが、デザインによってTPOにも違いが。
そこで、以下ではスタイル別のクラッチバッグの合う場所、合わない場所を分かりやすくまとめました。

スタイル 使われている素材 場所
普段使い ビジネス 結婚式、パーティー
カジュアル レザー
合皮
布、紙
ファー
× ×
ドレッシー レザー
合皮
エナメル
ビジュー
パール
サテン
スパンコール
×
シンプル レザー
合皮
×


色使いが明るくカラフルだったり、デザインが多めのカジュアルなスタイルのクラッチバッグは普段使いでのみ活躍します。

ドレッシーなものは結婚式やパーティーに招待されたときに活用できますが、控えめなデザインならばちょっとしたランチやディナー、デートなどでもコーディネートしやすいでしょう。

シンプルなデザインはフォーマルな場を除き多くのシーンで活用できるので、男女ともに人気が高くなっています。

■まとめ
・クラッチバッグとは、持ち手のない抱えるタイプのハンドのバッグのこと
・クラッチバッグのメリットは価格が抑えめで使い勝手が良いこと、デメリットは荷物の管理次第で解消できる
・クラッチバッグの中身は必要最低限のアイテムのみ、工夫次第で少なくまとまる
・クラッチバッグはTPOをわきまえてデザインを選ぶことが大切

クラッチバッグを取り入れられるとマンネリしていたコーディネートに“今風”の華やかさをプラスできます。

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