FEATURE~知故加新vol.5~ 私の紫蘇ライフ。

2018/09/19

今は通年手に入る薬味ですが畑や庭先で収穫する季節は6月から9月。

我が家の庭のあちらこちらには種が飛んで自生した紫蘇が太陽の光を浴びて濃い緑の葉をそよがせています。
食材としての紫蘇は決してそれだけでは主役になる事はないけれど、加える事で素材の味がグンと引き立ちます。

我が家の紫蘇を加えた料理は紫蘇を巻き込んだお肉のフライ、紫蘇がたっぷりかかった鰹の漬け、 紫蘇ではさんだつくね、キャベツやきゅうりの浅漬けに加えたり、、思い浮かべるとこんな感じでしょうか。

私以外は男子なのでボリュームメニューが多いかな。。
薬味という位置づけの紫蘇ですが、実は様々な薬効があるのをご存知でしょうか?
紫蘇に含まれている成分には食欲増進や健胃作用、それから防腐効果があり、 昔からさしみのつまに用いられているのは味をさっぱりとさせるだけではなく、食中毒防止の意味もあり、理にかなっている事。

漢方では発汗、解熱、健胃剤として用いられています。
これらの効能、日常に取り入れればとても健康的な生活を送れますよね。
という事で今回は私の紫蘇ライフをご紹介しますね。
庭に出れば好きなだけ紫蘇のはを摘み取る事ができますから、お手軽さこの上ないのもありがたいところ。
庭になければスーパーに行けば必ず置いてありますしね。

①お弁当に
夏のお弁当は傷みやすいので、きちんと冷ましてからお弁当箱に詰める、汁気をしっかり切るなどの基本事項がありますが、紫蘇の防腐作用を利用して、お弁当の仕切りに積極的に活用しています。

②ワイン好きな主人が大好きな紫蘇のジェノベーゼソース
バジル程、香りの主張がないので和の食材にもよくなじみます。例えばさっと茹でたれんこんや新ごぼうと和えたり、、
写真はポークソテーにのせてソース代わりにしたものです。

〜紫蘇ジェノベーゼソース(作りやすい量)〜
A:アーモンド — 20g
A:紫蘇 — 10枚
A:にんにく — 1/2かけ
A:オリーブオイル — 大さじ5
A:粉チーズ — 大さじ3
A:塩 — 小さじ1/2
<作り方>
  アーモンド、紫蘇、にんにくをフードプロセッサーにかける。
  滑らかになったら取り出し、他の材料と混ぜる。
  2週間程日持ちします。

③紫蘇のにんにくしょうゆ漬け
新にんにくのスライスとしょうゆで紫蘇を漬けます。
次の日からいただけます。刻んで豚しゃぶやお刺身にのせたり、そのままごはんにのせたりしていただきます。とっても食がすすみます!
残ったしょうゆは漬けてあるにんにくを刻んで、焼いたお肉などのソースにして使います。

〜紫蘇のにんにくしょうゆ漬け(作りやすい量)〜
紫蘇 — 20枚
新にんにく(スライス) — 1かけ分
しょうゆ — 100ml
<作り方>
瓶などに全ての材料を入れて一日以上置く。
紫蘇は1週間までは保存可です。漬けたしょうゆは半年位は冷蔵庫で保存可です。

④紫蘇の焼酎漬け
これは風邪のひきはじめに、、
しょうがのスライス、はちみつを加えて焼酎で漬けたもの。
漬け込んで3か月からいただけます。

〜紫蘇の焼酎漬け(作りやすい量)〜
焼酎 — 180ml
はちみつ — 小さじ1
しょうがスライス(皮付き) — 2〜3枚
紫蘇 — 40枚
<作り方>
全ての材料を保存瓶に漬け込み3か月程おく。

旬の食材に触れてほんの少しの手仕事をする。そんな日常の積み重ねが私の毎日を彩ってくれています。
どれもお手軽です!紫蘇ライフを一緒に楽しみませんか?

(高木あゆみ ライフスタイルクラブ お弁当デザイナー講座講師)

≪知故加新とは?≫
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