FEATURE蕎麦打ち名人 永山寛康 ~蕎麦あれこれ~『桜咲いて・花見団子と蕎麦弁当』

2018/04/03

桜の開花全線のニュースを心待ちにしていました。 早く咲け咲け早く酒とばかりに待ってました!

何たって作る用意して待ってましたよ、花見団子と花見弁当。 家族で一緒に花見しながら、食べようと思ってましたからね。 それが、あれよあれよと、まぁあっと云う間に桜が咲き出して、 いっぺんに春がやってきてしまったのが今年の花見。

急遽、慌てて作りましたのが、今回の団子とお花見用蕎麦弁当で御座います。

落語の演題「長屋の花見」に、貧乏長屋の連中が沢庵を卵焼きに、酒の代わりにお茶を、蒲鉾(カマボコ)の代わりに鍋底(カマゾコ)のおこげを見立て花見に繰り出す滑稽話があります。
卵焼き代わりの沢庵を食べる時は「ポリッ」っと音を立ててはいけないと注意される、お茶に酔い、釜底のおこげは言葉の無理強い。そこが何とも面白い話は関西から伝わってきた落語話だそうです。
時代が移り現代では玉子焼き・酒・蒲鉾より沢庵・お茶・おこげの方が高価だったりしますので、贅沢も逆転してしまったようです。

桜というのは、何故か日本人の心の奥の琴線触れるようで、桜が咲き始めましたとニュースなどで報じられると、不思議と何やら心をウキウキさせてくれるものです。

そこで、手間はかかりますが浮かれ気分でちょいとそば団子などを作ってみた次第。それが美味しいか美味しくないかは別にしても、季節を感じる事が出来る幸せは実に情緒があるものです。

蕎麦団子の生地は、更科粉と餅粉を練り合わせて蒸し器で蒸し揚げて作りました。桜の花の塩漬けを塩抜きしてすり鉢であってから生地に練りこんだ物と乾燥の蓬を水戻しした後で細かく刻んでから、更にすり鉢で当たって生地に練りこんだ物、黄柚子を卸した物、それと普通の蕎麦粉と餅粉、更科生地の白さをそのまま活かした五色の団子を作りました。生地には砂糖で若干の甘みを付けてあります。
お花見の風情を楽しむ、逆に言えばそれだけの味わいしかない団子なのですが、「蕎麦甘味四十八種」の中のある伝統の一品です。

お花見です。そうだ弁当も付き物ですね。 蕎麦を弁当に持っていくとしたら、これはもう蕎麦寿司しかないですね。 薄揚げを甘辛く煮て様々な具材と蕎麦を詰める蕎麦稲荷、海老天の海苔の軍艦巻き。 蕎麦は桜切りと蓬切りで春満載。ちょっと贅沢じゃありませんか!

朝から頑張って春の食材をふんだんに煮物とか好物のちくわの天ぷらと季節の山菜天、出汁入りの卵焼きと蕎麦汁の元になる返しを使った鶏まで焼きました。 蕎麦花見弁当完成でーす!


「今日あたりで桜も見納めだよ、お花見行きましょう」と掛け声かけたのですけれど、あれぇ、家に誰もいないよ。そうか皆んな仕事や学校に行っちゃいました。  家にはひとりぼっちかい。 ならばしょうがない。一人で弁当持ってどこか行くのも寂しいし、それなら家のベランダから遠くに見える桜を見ながら一人で弁当のお重を広げて、団子食べながら一杯やりますか。ちと、寂しいんですが。

「さまざまなこと 思い出す 桜かな」(芭蕉)

様々なこと、ほんと思っちゃう花見です。

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