FEATURE~yogaのある生活vol.3~ 更年期とヨガ。

2018/08/22

更年期と更年期障害の違いをご存知ですか?
閉経をはさんで前後5年間、トータルで10年間
この期間を更年期と呼んでいます
いわば、幼少期、思春期、青年期などと同じ
年齢によるグループ分けのようなもの
なので必ず誰にでもやってきます
その更年期の期間に心身の苦痛を感じるほどの障害を自覚できること
これを更年期障害といいます
更年期障害とは
女性の更年期に見られる器質的原因に寄らない多種多様の症状を更年期症状と呼び、
その中で生活に支障を来たす程度のものを更年期障害と定義される(ウィキペディアより)
なので、わたしも意味を知るまでは混乱してましたが、
更年期と更年期障害ではその意味は違いますね
更年期の時期は身体が大きく変わる時期です
思春期の時と同じように
女性ホルモンが大きく変わる時期だからです

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先日わたしは、
日本ヨガメディカル協会監修の
「更年期をサポートするヨガ指導者養成講座」を受講しました
正直、自分は更年期障害で苦しみました
身体を使う仕事をしているのに、
身体を管理できていないみたいで恥ずかしいから、
今起きている症状を人に見せないようにしなくちゃ
とか、
いや、まだまだそんな歳ではないはず
なんて、認めたくない気持ちを持っていた
でも身体は嘘をつけないです
明らかに症状が出る
なのに、身体の声を聞かず、むしろ否定さえしていました
何よりも更年期障害がどんなものなのか
全く知りませんでした
周りに聞くにも、前述した理由から躊躇してしまい、
本を読んだり、ネットで調べたり、病院に行ったり
そこから得た知識で対処していました

同じような悩みを抱えていて
なかなか人に相談できない、同じ世代の女性は
多いのではないでしょうか
なんとなく社会の風潮でそんな風に感じています
更年期に大きく変わるのは女性ホルモンです
「エストロゲン」というホルモンが減少するため、
様々な症状が出始めます
代表的な自覚症状としては
頭痛、のぼせ、汗かき、不眠、イライラなど
そして、
コレステロール値の上昇
骨粗鬆症
自分の心身の変化についていけず、受け入れられず
鬱の症状が出やすくなるのもこの頃が多いと言われています
ホルモンは内臓器官と一緒で
なかなか自分の意思でコントロールすることは出来ません
その日によって自分はそうしたいのに、
気持ちが重かったり、
身体の不調を感じて出来なかったり
なんてことは、誰でも経験済みだと思います
コントロールできないなら
コントロールしようとしないこと
この時期は神経も過敏になりやすいので
いつもならどうでもいいことが
いつまでも心に引っかかり、イライラし、許せない
正解や正しさを求めてしまう為、
例えば、自分の思い通りの答えを得ることができなかった時に
苦しむのです

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人はみんな違います
100人いれば100通りの感じ方がある
考え方がある
受け取り方がある
わたしが、そのことを理解できて
自分の中に落とし込めたのは
ヨガを始めてからでした
他人は自分の思い通りにはならない
自分の力ではコントロールできない
そう学んだ時に
まずは、人のせいにしなくなりました
他人の意見を聞き、受け入れられるようになりました
他人の考えから学びを得ることができ、
まずはそれを否定せずに受け入れ、流せるようになった

前回のコラムでも書きましたが
わたしは40歳からヨガを始めました
決して早い方ではありません
むしろ人生の終盤にかかってきてから始めたこと
でも、ヨガを学んだおかげで
自分を受け入れることの心地よさを知りました
自分を大切にしようと思いました
自分の身体と向き合うことができました
ヨガはポーズを上手にとることではないのです
ヨガをすることで
病気を治すことは出来ません
でも、健康的な面は改善されてきます
身体を動かすことで、骨も刺激して、骨粗鬆症にはとてもいい
刺激を加えることで骨が丈夫になるからです
コレステロール値も安定した状態を
キープしていけるようになってくるでしょう
しかし何よりも
呼吸を深く丁寧に繰り返すことで
心を安定させて自律神経をも整えていきます
心の安定
このことこそが生きていく上で
大事なことなのではないでしょうか
心が安定していれば、

いつでも冷静な気持ちでいることができれば
周りが見えてきます
大きな目で世界を見渡せます
気持ちのゆとりが生まれます
ゆとりは人に優しくできます
もちろん自分にも優しくなれる
実は、ヨガのポーズを行うことで
呼吸を繰り返すことで
その効果が得られると言われています
自分のペースを大事に、
自分の呼吸を大事に、
身体が固くたって、
そのポーズが今日できなくたっていいのです
自分の思うように身体を動かして
終わった後にスッキリしたなと感じるだけで
その効果は充分得られているからです
継続することで
身体を整えるだけでなく、心も整えていく
自分のことがわかる、理解できる
ヨガは不思議ですね
だからヨガをしてほしい
身体が固いからとか
出来ないなどの理由でv ヨガをしないことは、本当にもったいないと思います
ヨガに出会って
ヨガをすることで
ここから先の人生が大きく変わります

人は何年生きていくのか
寿命が最初からわかっていたら大切に生きたでしょうか
わかっていたら、もっと細かに人生設計をして
悔いのない人生を過ごせたかもしれません
でも実際のところ
いくつまで生きるのか誰もわかりません
更年期は老年期への入り口であるとも言われています
誰でも歳をとる
この事実は変えられません
ならば、この先を不安に感じて生きていくよりも
今を大切に生きた方が日々楽しいはずです
この大きな心身の転換期にこそ、
ヨガを始めてみることをお勧めします
ヨガで身体を動かして、心身を安定させていく
更年期の心身の煩わしさに日々翻弄させられるよりも
ヨガで自分のための時間を作りましょう
日々の物事の捉え方が変わってきます
いつでもどんな時でも
自分の身体と心を楽にするために
フラットでブレない心の軸を作るのです
ヨガを始めてみませんか。

(藤田真弓 ライフスタイルクラブ グッドエイジングヨガアドバイザー講座講師)

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