COLUMN腰痛は骨盤の前傾が問題かも?骨盤の前傾の原因と治し方(改善方法)について

2018/08/08

健康な骨盤は、健康な身体を維持するのに欠かせません。女性の多くは生活習慣や癖などから骨盤が歪みやすく、気づかないうちに骨盤の歪みが原因となって身体に思わぬ変化があらわれがち。痛みを伴うこともあるからこそ、日ごろから骨盤の状態を気にかけておくことが大切です。

今回は、骨盤が前傾してしまう症状やその原因、前傾の治し方について詳しく解説します。

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■骨盤の前傾とは
骨盤の前傾・後傾といった言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?
骨盤の前傾・後傾は骨盤がお腹側もしくはお尻側に傾いてしまう歪みのことをいい、「反り腰」とも呼ばれます。

骨盤が前傾するとお尻が張ってボディラインが磨かれるようにも感じますが、実際は下腹部の出っ張りやお尻の形崩れ、出っ張りなどが起こりやすくなります。

また、ボディラインに悪影響を与えるだけでなく、骨盤が前傾すると腰痛が発生する可能性もあります。
放っておくと慢性的な腰痛や背骨のS字カーブの乱れなど広範囲に悪影響を及ぼす場合もあるため、気付いた際の早い対処が大切です。

次は、骨盤が前傾しているかどうかを自宅でチェックできる方法について見ていきましょう。

■骨盤の前傾を確かめるためのセルフチェック方法
骨盤が前後どちらかに傾いていたとしても、生活しているうえではなかなかその事実に気付きにくいもの。
そこで、骨盤の傾きを今すぐ調べられるセルフチェック方法をご紹介します。

【骨盤の前傾・後傾のセルフチェック方法】
1.壁に後頭部、お尻、かかとをつけて真っ直ぐ立つ
2.身体の力を抜いて、壁と腰の間に手を入れる
3.壁と腰の隙間に入る手の形から骨盤の状態をチェックする

猫の手が入る:骨盤が正常
こぶしが入る:骨盤が前傾している
手のひら程度:骨盤が後傾している

また、仰向けで寝ているときに腰の下にこぶしが入るかどうかでも骨盤の状態を簡単にチェックできます。
仰向けの状態でこぶしが入る場合は骨盤が前傾している可能性があるため、生活習慣や癖を見直して改善策を立てていくことが重要です。

次は、骨盤が前傾してしまう原因や起こりうる症状について詳しく見ていきましょう。

■骨盤の前傾の原因とは
そもそも、どうして骨盤が前傾してしまうのでしょうか?
考えられる原因には、以下の2つが挙げられます。

・筋肉の硬化
長年使われていない筋肉や関節は歳を重ねるごとに硬くなっていきます。身体の柔軟性が損なわれると四肢の可動域が減少しますが、身体バランスを保つためにやむをえず骨格に変化が現れてきます。

・筋肉の衰え
座り仕事が多く運動をしていない方の場合、使っていない筋肉は自然と衰えていきます。
特に、背骨や内臓を支える脊柱起立筋(背骨に沿った細い筋肉)や腹直筋、上半身を支える大腿直筋(太もも外側)や大腿二頭筋(太もも裏側)は骨盤との関係が深いといえます。

これらの筋肉が衰えると身体のバランスを支えるために骨盤が歪み、前傾や後傾になりやすいでしょう。

骨盤の前傾は放っておくとボディラインが崩れ、下半身太りを引き起こしやすくなります。また、腰痛の悪化やヘルニアへの進行も考えられるため、気がついたときには改善方法を取り入れていきましょう。

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■骨盤の前傾の治し方(改善方法)

イメージ

骨盤の前傾を治すには、骨盤周辺の固まった筋肉をほぐし、適度な刺激を与えることが大切です。以下で、骨盤の前傾に効果的なストレッチの方法を見ていきましょう。

【筋肉をほぐすストレッチ】
1.上半身を真っ直ぐにして、イスに座る
2.腹筋に力を入れ、おへそ部分を背もたれ側へ引く
3.骨盤を後傾させた状態を5秒キープし、これを合計10回行う

【骨盤の前傾を改善させるストレッチ】
1.枕やクッションに頭を乗せて仰向けになる
2.顎を引き、太ももを両手で抱えるようにして膝を引き寄せる
3.背中から腰の筋肉を20秒~30秒かけてゆっくりと伸ばすように力を入れる
4.力を抜いて10秒休憩したら、これを合計3回行う

このほか、腹筋や腿上げなどを行って日ごろ使っていない筋肉をほぐしてあげることも有効です。衰えている筋肉を重点的にストレッチして、骨盤の前傾を改善しましょう。
日々の生活では、うつ伏せ姿勢や高さのあるヒールを長時間履くことでも反り腰が助長されてしまいます。骨盤の角度を意識した生活を心がけて、前傾・後傾を招きにくい姿勢をキープしていきましょう。

■まとめ
・骨盤の前傾とは骨盤がお腹側へ傾いた状態のこと
・骨盤の前傾の原因は使っていない筋肉の硬化と衰え
・骨盤の前傾の治し方は筋肉をほぐすストレッチと鍛える運動が効果的

骨盤の前傾は、放っておくとぽっこりお腹や出っ尻などを引き起こすだけでなく、辛い腰痛やヘルニアの原因にもなってしまいます。
骨盤を正しい位置にキープして美しさを保つには、今回ご紹介したようなストレッチを日々の生活に取り入れていくことが欠かせません。

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