COLUMNレモンバームの効能(効果)や使い方3選!料理・石鹸・入浴剤としての活用方法

2018/08/30

ハーブのなかでも青臭さや苦みがないことで有名なレモンバーム。名前からもイメージできるように、レモンバームには柑橘類特有の爽やかな香りと甘みがあります。そんなレモンバームには、どのような効能や使い方があるのでしょうか?
今回は、身近な人気のハーブ、レモンバームについて詳しく解説します。

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◆レモンバームとは
レモンバームとは南ヨーロッパ原産のシソ科のハーブです。ミツバチが集まることで知られ、別名には「メリッサ」「セイヨウヤマハッカ」「ビーバーム」などの名称があります。

レモンに良く似た香りを持つことでこの名がつけられ、形は波切りの縁とハートのような葉を持つことが特徴です。
ハーブとして使用する場合は葉のみを使いますが、初夏~初秋にかけては薄黄色の小花を咲かせるため、観葉植物として育ててみるのも良いでしょう。

また、生育が旺盛なため真冬を除いて長い期間収穫することができますが、一般的には5月が収穫期とされています。
収穫に適した時期は株が20cm~30cmほどに成長した時期です。収穫時は、株元に10cmほど茎と葉を残して、新しく生えてきた新芽の部分を摘み取りましょう。 節やわき芽を残して収穫すると葉の数が増えるため、収穫量を増やすことも可能です。

収穫時のポイントとして、花芽を見つけた際は早めに摘み取りましょう。レモンバームは花を咲かせることに多くの体力を使うため、花が咲いてしまうと葉や茎を硬くして株を丈夫に保とうとします。
葉や茎が硬化すると葉の香りが落ちてしまい、ハーブとしての質が落ちてしまいます。

次は、レモンバームの使い方や効能をご紹介します。

◆レモンバームの料理での使い方と効能(効果)について
レモンバームに適した料理には、以下のようなものがあります。

・肉料理
・魚料理
・サラダ、ドレッシング、ソース
・デザート
・ドリンク
・ハーブティー

レモンバームを料理に使う際は、茎から葉のみを摘み取ります。新芽付近の小さな葉は柔らかくやさしい香りがするため、デザートやドリンクなどに使いやすいでしょう。
しっかりとした芳香がある下葉などは、肉料理や魚料理など臭みがある料理に使うと相性が良いです。
いずれも、葉は刻んだりせず添えたり散らしたりするのが一般的です。

また、レモンバームを料理で口にすると、以下のような効果あります。

・抗うつ作用
・精神安定作用
・ストレス解消
・抗菌作用
・抗ウイルス作用
・アレルギー予防作用
・不眠の解消
・生理不順の解消
・消化促進
・整腸作用
・発汗作用

◆レモンバームは紅茶や入浴剤、石鹸としても利用可能
レモンバームを使ったハーブティーや入浴剤は女性の美容・健康をサポートします。
たとえば、レモンバームに含まれているポリフェノールは、抗酸化作用を持つことで有名。このほかにも、タンニン、フラボノイド、ロスマリン酸など体に嬉しい成分が多く含まれています。

入浴剤や石鹸としてバスタイムに使用すると、柑橘系の爽やかな香りでリフレッシュできること間違いありません。
レモンバームには発汗作用や抗菌作用があるため、入浴剤や石鹸として活用すると、体の毒素を排出して肌を健やかに保っていくことができるでしょう。

毎日のバスタイムに市販の入浴剤を使用している方は、この機会にレモンバームを使ったオーガニックなバスタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?
また、レモンバームと相性の良いハーブには、カモミールやラベンダー、ペパーミントなどがあります。

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◆レモンバームは乾燥させることで保存が可能
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使い切れずに残ってしまったレモンバームは、ドライハーブにすることで長期保存が可能です。レモンバームを乾燥保存させる方法を以下で確認していきましょう。

<用意するもの>
・余ったレモンバーム
・密閉できる容器
・乾燥剤
・麻紐やたこ糸
・キッチンペーパー

<レモンバームの乾燥保存の方法>
1.生のレモンバームを水洗いし、水気を十分に拭き取る

2.茎から葉だけを摘み取り、束ねる

3.風通しが良い日陰で逆さまに吊し、1週間以上乾燥させる

4.乾燥剤とともに密閉容器に入れて冷暗所や冷蔵庫で保存する

乾燥させる時間を短縮させたい場合は、キッチンペーパーに葉を並べて電子レンジにかける方法もあります。
素早く乾燥させることができますが、加熱時間が長すぎると焦がしてしまう原因になるため、30秒~1分ずつ、様子を見ながら加熱しましょう。

◆まとめ
最後に、レモンバームの使い方や効能についておさらいしましょう。

・レモンバームとは南ヨーロッパ原産のシソ科のハーブ
・波切りのハートのような葉が特徴で、主な収穫期は5月
・レモンバームには体に嬉しいさまざまな効能がある
・料理では肉魚料理からデザートやドリンクまで幅広く使える
・ハーブティーや入浴剤、石鹸として使える
・保存方法は乾燥保存がおすすめ

今回ご紹介した使い方以外にも、レモンバームにはさまざまな使い道があります。ハーブの専門知識を学びたいと考えている方は、この機会にヒューマンアカデミーの「グッドエイジングハーブ&ライフアドバイザー講座」をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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