COLUMNペパーミントの使い方と効果(効能)紹介!ガムや歯磨き粉だけじゃないって本当?

ガムや歯磨き粉など、スーッとする清涼感といえばミントをイメージする方は多いのではないでしょうか?
ペパーミントは日用品や食品に使われやすく、日本でも馴染みが深いハーブとして知られています。今回は、ペパーミントの以外な使い方や効能について詳しくご紹介します。
ハーブ入門にも適したハーブなので、この機会にペパーミントの基礎知識を身につけていきましょう。
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◆ハーブの一種"ペパーミント"とは
ペパーミントとは、ヨーロッパ原産のシソ科のハーブです。
「セイヨウハッカ」「コショウハッカ」などの別名を持ちますが、一般的には「ミント」と呼ばれるケースが多いでしょう。
ミントには現在600種類以上もの品種があると言われていますが、ペパーミントは「スペアミント」と「ウォーターミント」の交配種として誕生した品種です。
すっきりとした清涼感と爽やかな香りを持つペパーミントは、他のミントと比べると尖った濃い色の葉を持つことが特徴として挙げられます。
また、特有の清涼感はミントに含まれる「メントール」の含有量によって決まりますが、ペパーミントは他のミントに比べてメントールの含有量が豊富なため、強い清涼感があります。
以下では、ペパーミントの種類や品種を見ていきましょう。
・ブラックペパーミント
ブランデーミントとも呼ばれ、深緑色の大きな葉を持ちます。
・ホワイトペパーミント
一般的に流通するペパーミントの多くはホワイトミントです。
・オレンジミント
オレンジによく似た柑橘系の香りを持つペパーミントです。オーデコロンミント、ベルガモットミントとも呼ばれます。
・バジルミント
葉の形状がバジルに似たペパーミントの変種です。観賞用に用いられることが多くなっています。
次は、ペパーミントの使い方についてご紹介します。
◆ペパーミントの葉は生か乾燥させるかで使い方が分かれる
スーパーなどでハーブを手に取るとき、生(フレッシュタイプ)と乾燥(ドライタイプ)で迷った経験はありませんか?
実は、ペパーミントは生のものと乾燥しているものでは使い方も異なります。ペパーミントが持つ香りや効果を軽減させてしまわないためにも、目的に応じて生と乾燥を使い分けましょう。
料理やお風呂などさまざまな使い道があるペパーミントですが、生と乾燥は以下のように使い分けることができます。
<生のペパーミントに適した活用方法>
・デトックスウォーター
・ハーブティー
・料理やデザートのワンポイント(飾り)
・カクテルのモヒート
・ハーブバス
<乾燥したペパーミントに適した活用方法>
・ミントティー、ドライハーブティー
・香草焼き
・肉や魚の臭み消し
・クッキーなどミント風味のお菓子
・ハーブバス
ハーブバスなら生や乾燥問わずに使用できますが、料理では若干の使い分けがあります。
次は、ペパーミントが体に与える効能について見ていきましょう。
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◆ペパーミント精油(アロマ)は体の不調や美容に効く効能を持つ
ペパーミントは葉を料理やお風呂で活用するだけでなく、葉から精油(アロマオイル)を抽出することもできます。
ペパーミント精油はアロマショップやインテリアショップで購入することもできるので、目にした際はテスターなどで香りをチェックしてみましょう。
また、数ある精油のなかでも、ペパーミント精油には以下のような効能があります。
・リフレッシュ効果
清涼感ある香りで脳の働きを活性化し、気分をリフレッシュさせます。
また、眠気の解消や抗うつ作用、ストレス解消作用も期待できます。
・整腸作用
消化器系の不調を改善するために古くから活用されてきた歴史があります。
主に、胃腸の働きを整え、消化促進、吐き気の改善、胃痛の解消、便秘解消などをサポートします。
・アレルギー症状の改善
ペパーミントに多く含まれるメントールには、抗炎症作用や抗アレルギー作用があります。そのため、花粉症、鼻炎、風邪などの症状を緩和できます。
・頭痛や筋肉痛の改善
ペパーミントに含まれるメントールには、痛みを和らげる鎮静作用があることでも知られています。
緊張型の頭痛や筋肉痛には、ペパーミント精油を使ったボディオイルなどを塗ると、症状が緩和されます。
・虫除け効果
ペパーミントが持つ清涼感は、蚊、ゴキブリ、クモ、アリなどの虫が嫌う事で知られています。抗菌作用も持つため、ペパーミント精油を室内で使用すると室内を清潔に保つことにつながります。
・ほてりの解消
ペパーミントが持つ冷却作用を使って、日焼けによる炎症やほてりを解消させることができます。
◆ペパーミントの保存方法とは
ペパーミントは乾燥させることで長期保存が可能です。
ペパーミントを乾燥させるには、茎ごと束にしたものを逆さまに吊しておくだけでOKです。
乾燥させる場所は風通しが良い日陰が適しているでしょう。時期にもよりますが、早いと2~3日で乾燥させることができるので、完全に水分が蒸発したら葉のみを摘み取って密閉容器に保存しましょう。
◆まとめ
最後に、ペパーミントの使い方や効果についておさらいしましょう。
・ペパーミントとはヨーロッパ原産のシソ科のハーブ
・ペパーミントは生なら飾り付けに、乾燥なら香り付けにおすすめ
・ペパーミントのハーブバスは生・乾燥どちらでも使用可能
・ペパーミント精油は体の不調を改善する作用が満載
・ペパーミントの保存方法は2~3日かけて行う乾燥保存がおすすめ
「スースー」の風味で知られるペパーミントは、今回ご紹介した方法以外にも多くの使い道があります。
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