COLUMN知って得する!ラベンダーの効能(効果)と使い方~花と葉っぱ余すことなく活用~

2018/09/04

鮮やかな紫色とフローラルな香りが特徴のラベンダー。アロマ、インテリア、料理、園芸など幅広いシーンで活躍するラベンダーとは、どのようなハーブなのでしょうか?
今回は、ラベンダーの使い方や効能を詳しくご紹介します。リラックス効果を持つハーブを探している方、必見です。

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◆ラベンダーとは
ラベンダーとは、地中海沿岸部原産のシソ科のハーブです。細く真っ直ぐな茎の先に青紫色の小花を咲かせる姿が特徴的で、葉や茎に比べると花のほうが甘い芳香を放っています。
開花期は5月~7月で、収穫量はこの時期がピークとなるでしょう。
料理や園芸など多くのシーンで活用され、流通している品種には以下のようなものがあります。

・アングスティフォリア系
北海道など、国内で多く栽培されている一般的なラベンダーです。ドライフラワーに使われやすく、代表的な品種はイングリッシュラベンダーです。

・ラバンジン系
アングスティフォリア系に改良を加えた交配種で、淡い色味が特徴です。育てやすく生育地域を選ばないため、商業用としても栽培されています。

・デンタータ系
葉に細い切り込みがありフリンジのように見えることからフリンジラベンダー、フレンチラベンダーなどと呼ばれています。他の品種に比べて香りが控えめで、色は濃い紫色をしています。

・ストエカス系
寒さに弱く、赤、白、黄色などの花を咲かせる品種です。形状はアングスティフォリア系に近いですが、フレンチラベンダーやスパニッシュラベンダーと呼ばれています。

・プロテストエカス系
フリルのような小花を咲かせ、葉に産毛のような毛を持つ品種です。薄ピンク、白、紺などの花を咲かせ、代表的な品種にはレースラベンダーがあります。

なかでも、料理やアロマなどで使用されやすいのは、アングスティフォリア系で強い香りを持つイングリッシュラベンダーです。
次は、ラベンダーが持つ効能について見ていきましょう。

◆ラベンダーの効能8選
ラベンダーは見た目の可愛さだけでなく、体へ嬉しい効果が満載。ラベンダーが持つ8つの効能をご紹介します。

1.鎮静作用
ラベンダーの香りは、ストレス解消や不安解消に働きかけます。精神状態が不安定なときや不眠の傾向があるときは、ラベンダーの鎮静作用・リラックス効果を活用してみましょう。

2.鎮痙作用
胃腸の不調を解消する作用です。消化器系の不快や痛みを感じる際は、ラベンダーの香りで改善を促すことができます。

3.抗菌作用
ラベンダーが持つ抗菌作用は皮膚の炎症を抑えることができます。肌荒れやニキビに悩んでいる方は、ラベンダーオイルが配合された商品を選んでみるのも良いでしょう。

4.殺菌作用
抗菌作用とともに効果を発揮させやすいのが、ラベンダーが持つ抗菌作用です。肌荒れやニキビだけでなく、傷口の洗浄や消毒にも使用できます。

5.防腐作用
抗菌・殺菌作用を活用し、天然の防腐剤として活用することができます。

6.抗炎症作用
抗菌・殺菌作用とともに効果を発揮しやすいのが、抗炎症作用(消炎作用)です。肌や傷口を清潔に保ちながら傷ついた組織の回復をサポートできます。

7.抗うつ作用
ストレス解消や精神を安定させる効果が強いことから、抗うつ作用があると言われています。

8.鎮痛作用
ラベンダーに含まれる「酢酸リナリル」は傷の痛みを和らげる鎮痛作用があると言われています。

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◆花と葉っぱで異なる!ラベンダーの使い方
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ラベンダーは花部か強い芳香がありますが、実は茎や葉もラベンダー特有のフローラルな香りを放っています。
そのため、花と葉を使い分けることでどちらも有効活用できます。
以下では、ラベンダーの花と葉それぞれに適した使い方をご紹介します。

<ラベンダーの花の使い方>
・ポプリにする
満開に咲いたラベンダーの花は可愛らしい見た目と強い芳香があるので、ポプリにするのがおすすめです。

・ハーブバスにする
ラベンダーの香りをお風呂で満喫したいときは、花部分を湯船に浮かべて贅沢なバスタイムを楽しみましょう。

<ラベンダーの葉の使い方>
・リースにする
花を取り除いて茎と葉のみでリースを作れば、フローラルな香りのグリーンリースを作れます。

・ハーブティーにする
葉をティーポットで蒸らせば、簡単にラベンダーハーブティーができます。ラベンダーと相性のよいハーブにはカモミールやペパーミントなどがあるので、お好みで組み合わせてみましょう。
・ハーブバスにする
使わず余った茎や葉は、不織布袋やお茶パックに入れればあっという間に入浴剤のできあがり。直接湯船に浮かべる際は排水口に流してしまわないよう注意してください。

◆ラベンダーの正しい保存方法
ラベンダーは乾燥保存することで香りを長く楽しむことができます。

<ラベンダーの乾燥保存の方法>
・水洗いして水気をよく拭き取る
・茎にある葉を取り除く
・10本~20本を1束として束ね、風通しの良い日陰で逆さまに吊す(2~3日)
・水分が完全に蒸発したら乾燥剤とともに密閉容器に入れて完成

乾燥しきっているか確認するには、「茎がポキッと折れるか」「花がカサカサしているか」の2点をチェックしてみましょう。茎を曲げてしなるようなら、乾燥が足りない証拠です。
◆まとめ

・ラベンダーとは地中海沿岸部原産のシソ科のハーブ
・ラベンダーには8つの効果効能がある
・ラベンダーの花はポプリやハーブバスに使うのがおすすめ
・ラベンダーの葉はリースやハーブティー、ハーブバスに使うのがおすすめ
・ラベンダーの正しい保存方法は乾燥保存

ラベンダーはアロマにも多く取り入れられていることから、心身に良い効果効能があることがうかがえます。美容・健康に効くハーブの知識を身につけたい方は、この機会にヒューマンアカデミーの「グッドエイジングハーブ&ライフアドバイザー講座」を学んでみてはいかがでしょうか?
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