COLUMNママ必見!小麦アレルギーの赤ちゃん(乳幼児)や子供でも食べられる米粉パン!

2018/10/15

アレルギーを発症しやすい赤ちゃん(乳幼児)ですが、なかでも食事に多くの制限がかかってしまうのが小麦アレルギーではないでしょうか。
小麦は幅広い食品に使用され、注意しないとうっかり食べさせてしまう危険があるため注意が必要です。
そこで今回は、小麦を摂取してしまった場合のアレルギー症状や、小麦アレルギーでも食べられる「米粉パン」について詳しくご紹介します。

■小麦アレルギーとは
小麦アレルギーとは、全27品目ある食物アレルギー の一種で、卵、牛乳アレルギーに次ぐ代表的な食物アレルギーだと言われています。小麦アレルギーを持つ人は、小麦、ライ麦、大麦、オート麦などの麦類全般にアレルギー反応を起こします。

また、小麦アレルギーはアトピー性皮膚炎を持つ赤ちゃんが離乳時期より前に持っているケースが多く、「小麦アレルギー=赤ちゃんのアレルギー」というイメージを持つ方は多いでしょう。

実際には、赤ちゃん以外の子どもや成人にも小麦アレルギーの症状が出る場合もあり、抗体の有無など正確な診断をするにはアレルギー検査(食物経口負荷試験)が欠かせません(ただし、抗体が陽性であってもアレルギー症状が出ない場合もある)。

そのほか、小麦アレルギーの特徴として、小麦に含まれるアレルゲン物質は、高熱で調理してもアレルゲン性が低下しないことが挙げられます。
そのため、小麦アレルギーが発症するとパンや麺類をはじめとする多くの食品に制限がかかり、アレルゲンを除去した食生活が必須となります。

■小麦アレルギーの症状
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小麦アレルギーを持つ方が、アレルゲン物質を摂取すると体(とくに皮膚)にさまざまな症状が現れます。
パンやパスタなど原因物質を含む食品を食べて30分~2時間以内に以下のような症状が現れた場合、小麦を原因とする即時型食物アレルギーと言えるでしょう。

・皮膚のかゆみ
腕や足、腹部などかゆみが出る部位には個人差があります。体質によっては、唇や耳の中など手が届きにくい部位や皮膚が非常に薄い部位にかゆみが出る場合もあるでしょう。

・発赤
部分的に皮膚が赤くなる症状をいいます。食事をした後に発赤が出るようなら、即時型食物アレルギーを疑いましょう。

・じんましん
皮膚が薄い部位や血行が良い部位に出やすく、症状が重たい場合は全身に広がります。
衣類の摩擦や自分の体温に反応してかゆみを伴うため、かいたりせず冷やすことが大切です。

・湿疹
じんましんよりも細かな湿疹が体の一部分、もしくは全身に現れます。じんましんと併発するケースも多いため、かかずに冷やす必要があります。

また、上の複数の症状が重なり、意識が遠のいたり脈以上や血圧以上が起こる場合、アナフィラキシーショックを引き起こしている可能性があります。

アナフィラキシーショックは全ての即時型食物アレルギーで現れる可能性がある重度のアレルギー症状のため、症状が出た際は素早く救急車を呼びましょう。

■小麦アレルギーでも食べられる米粉パンとは
お米の国とも呼ばれる日本ですが、近年ではパンをはじめとする小麦の消費量が増加傾向にあります。
しかし、小麦アレルギーを持つ方の場合は食事に多くの制限がかかるため、食べたいものを自由にチョイスできません。

こうした食事制限を解消できる食品として、近年では米粉パンが注目されています。米粉パンはその名のとおり、米粉を主原料にして作ったパンのこと。
米粉100%の米粉パンは、小麦アレルギーのアレルゲンとなる小麦を使っていないため、小麦アレルギーを持つ子どもから大人まで多くの方の食事に取り入れられています。

■小麦アレルギーの人が米粉パンを食べる際の注意点
小麦アレルギーでもパンが食べられたら嬉しいですよね。しかし、アレルギー症状を引き起こす心配がないからといって、お店に並んでいる米粉パンを手当たり次第チョイスするのは禁物です。

なぜなら、販売されている米粉パンのなかには、小麦アレルギーの原因物質となる小麦を使っている商品もあるためです。
こうした商品を誤って選んでしまわないためには、グルテン(小麦タンパク)など小麦成分を含む材料が含まれていないか、原材料表示を必ず確認しましょう。
手作りで米粉パンを作る場合も、米粉ミックス粉に小麦成分が含まれていないかよく確認することが大切です。

■まとめ
・小麦アレルギーとは、卵、牛乳の次に多い食物アレルギー
・小麦アレルギーの症状の多くは皮膚に現れ、重度のアナフィラキシーショックが起こる可能性もある
・米粉パンとは、米を主原料としたパンをいい、米粉100%なら小麦アレルギーの人でも食べられる
・米粉パンを選ぶ際は原材料に小麦が使われていないか確認する


どのようなアレルギーが発症してしまうか分からない乳児だからこそ、口にする食べ物には気を配りたいですよね。
小麦アレルギーは赤ちゃんから大人まで症状が出てしまう可能性があるため、「おかしいな」と思ったら医療機関で検査を受け、毎日の食事に細心の注意を払いましょう。

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