COLUMN1.お弁当の基本的な盛り付け方とおいしそうに見せる入れ方のコツとは?

2018/11/16

毎日のお弁当、“何気なくおかずを埋めて終了”になっていませんか?
実は、おいしそうに見えるお弁当には共通する基本のルールがあります。 ここでは基本的なお弁当の盛り付け方やおいしそうに見せるためのコツをご紹介します。お弁当作りの基本テクニックを身につけて、ワンランク上のお弁当を目指しましょう。

■お弁当の基本的な盛り付け方
お弁当の中身は、ご飯→メインのおかず→小さいおかずの順に詰めていくのが基本の入れ方です。

おにぎりにせず白ご飯や炊き込みご飯などを入れる場合、おかずスペースとの境界側はしゃもじで軽くプレスして、しっかり成形しましょう。

メインのおかずはサイズが大きなものから詰めていきます。
形が崩れにくいもの→形が崩れやすいものの順で詰めると収まりがきれいになります。
焼き魚や焼き豚など形がいびつで詰めにくいものは、ご飯の上に載せるのがおすすめです。

最後に残った隙間には小さいおかずを詰めていきましょう。
ここでも形が崩れにくいもの→形が崩れやすいものの順で詰めていくのがポイントです。
ほんの少しの隙間はハムや野菜などの食材を入れ、最後にふりかけや薬味などのトッピングをして完成です。

■お弁当をおいしそうに見せる入れ方のコツ
イメージ
お弁当をよりおいしそうに見せるには、色を活かした詰め方をマスターするのがコツ。
お弁当に取り入れるべき色は赤・緑・黄色の3色です。
それぞれにどのような食材・おかずがあるのか下で確認しておきましょう。

赤:
プチトマト、にんじん、サツマイモ、パプリカ、かにかま、梅干し、皮なしウインナー、鮭、ナポリタン など

緑:
レタス、ブロッコリー、大葉、ピーマン、スナップエンドウ、いんげん、絹さや、枝豆、お浸し など

黄色:
卵焼き、ゆで卵、かぼちゃ、栗、コーン、たくあん など

それぞれの食材・おかずは同じ色が隣り合わせにならないように工夫すると彩り鮮やかなお弁当になります。
また、赤と緑のように反対色を隣同士にすることにより鮮やかさが引き立ってよりおかずが映えるようになります。

肉料理などでどうしても地味な色味になってしまう場合は、ブロッコリーや焼き鮭のほぐし身、ハムなど鮮やかな色味の食材をトッピングしてみましょう。
ご飯やおかず同士の仕切りにレタスを使うのも、全体をおいしそうに見せるためのコツです。

このほか、おにぎりやサンドイッチがメインとなる場合は、具材を敢えて表面に出すことでおいしそうに見せられます。

■弁当箱に詰める際の注意点
弁当箱の形によってもおかずの詰め方は異なります。
よくある弁当箱の形を例に見ていきましょう。

◇長方形(楕円・横長)の弁当箱
長い横の線を活かした詰め方をするとおかずが引き立ちます。
弁当箱に対してご飯は斜めに入れ、おかずは弁当箱の長い線に合わせて規則正しく線上に並べてみましょう。
こじんまりせずインパクトある仕上がりになります。

◇丸型の弁当箱
おにぎりを詰めると映えやすく、少ないおかずでもボリューミーに見せられます。
おにぎりを入れる場合は完全に倒すのではなく斜め45度ほどに傾けた状態で入れ、おかずもやや起こし気味に入れれば立体感が出ておいしそうに仕上がります。

◇深型の弁当箱
深型はスープジャーなどがついたお弁当箱に多く、丸型が一般的です。
丸型の弁当箱の詰め方が基本となりますが、深さがある分おかずが埋もれやすく、炒めものやお浸しなど高さが出しにくいおかずは不向きです。

ウインナーや肉巻き、アスパラや卵焼きなど立てかけて詰められるおかずで隙間を埋めていきましょう。
底上げをしたい場合はおかずの下にスパゲッティを敷いておくと高さアップと余計な水分が出てしまうのを防げて一石二鳥です。
ご飯の上におかずを乗せて丼ものにする際は、深型の弁当箱がもっとも適しています。

■まとめ
最後に、お弁当の盛り付けで大切なポイントをおさらいしましょう。

・お弁当に入れる順番は、ご飯→メインのおかず→小さいおかずが基本
・おいしく見せるには、赤・緑・黄色の食材をバランス良く入れて、異なる色同士を並べるのがコツ
・長方形、丸型、深型など異なる形の弁当箱に合わせておかずの入れ方を変える

お弁当は、同じおかずでも盛り付け方や入れ方ひとつで何倍にもおいしそう見せることができます。
何となく彩りを意識している人は多いかもしれませんが、この記事を参考に、基本の盛り付け方と弁当箱の形に合わせた入れ方を実践してみましょう。

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