COLUMN7.慣れれば簡単!曲げわっぱのお弁当箱の詰め方や使い方は?

2018/11/30

インスタグラムで人気の曲げわっぱのお弁当。
日本では昔から使われ続けている伝統的なお弁当箱の1つですが、近年ではSNSを中心に話題となっています。

そこで今回は、これから曲げわっぱを使いたいという人に向けて曲げわっぱの種類や基本的な使い方をご紹介します。
曲げわっぱの上手な詰め方が分からないという方も、ぜひ参考にしてください。

■曲げわっぱのお弁当箱はどんな種類があるの?
曲げわっぱといえば、小判型が代表的です。
近年では人気の高さからさまざまな形の曲げわっぱが販売されるようになり、ホームセンターや通販でも簡単に購入できるようになりました。
現在市販されている曲げわっぱは杉や檜から作られるものが主流で、以下のような種類があります。

◇丸型
正円で深みがあるタイプです。
二段になっているものが多く、ご飯とおかずそれぞれにボリュームを出したい人に向いています。
おにぎりやおかずを立てて入れやすいですが、背の低いおかずは入れ方に工夫が必要です。

◇長手型
横に長いボート型です。
線の出るおかずと相性がよく、卵焼きやウインナーなら縦に並べていくのが基本です。
包みに箸を入れられ、かばんの中でも邪魔になりにくいのが特徴です。

◇長方形
駅弁を思わせるようなスタンダードなタイプです。
炊き込みご飯や混ぜご飯など面を広く使った盛り付けをしたいときにおすすめです。
一段タイプが多いので、後片付けしやすいメリットがあります。

◇豆型
一般的な小判型にくぼみがついた豆型タイプです。 一見おかずの配置が難しそうに見えますが、滑らかな曲線に沿わせると不揃いなおかずも並べやすく、きれいに詰め込みやすいと話題です。
容量は小判型に比べてやや少なくなるため、子供~女性に向いています。

◇おにぎり型
ご飯を入れるだけでおにぎりのように見えるカジュアルなタイプです。
二段型タイプが主流ですがご飯、おかずともに容量は少ないので、子供や小食の方に向いています。

◇梅型(五角形)
少量のおかずを少しずつ入れるのに適したタイプです。
おにぎり型と同様に容量が少なめの二段タイプが主流なので、子供や小食の方におすすめです。
手まりやおにぎりとの相性が良いでしょう。

■曲げわっぱの基本的な使い方
曲げわっぱを使う際は、おかずやご飯を入れる前にお弁当箱全体を濡らして拭いておくことが基本です。
あらかじめお弁当箱に水分を染み込ませておくことでご飯の乾燥や余分な汁の吸い込みを防ぎ、ご飯やおかずをおいしく保ちます。
ただし乾燥しきっていない濡れた曲げわっぱをそのまま使うのはNG。
菌の繁殖を防ぐためにも、必ず十分に乾いているものを使用しましょう。

■お弁当の詰め方で気を付ける点は?
曲げわっぱは油や汁気を吸い込んでしまうため、選ぶおかずや詰め方によっては内側にシミができてしまうことも。
油が多い焼き魚や揚げ物、汁気のある煮物などは詰める前にキッチンペーパーで油や汁をよく吸い取っておくことが大切です。

油ものは調理してすぐの熱い状態でキッチンペーパーに油を移らせれば、冷えてから油が染み出てしまう心配もありません。
キッチンペーパーだけでは汁気が取り除けないようなおかずは避けるのが無難ですが、どうしても入れたい場合は少量のパスタや穀類などを敷いて水分を吸わせるようにしましょう。
お弁当用のカップやバランを使用するのも有効です。

■きれいに詰めるポイントは?
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曲げわっぱはアルミや樹脂などの一般的なお弁当箱よりもやや深さがあるので、おかずを立てかけて詰めていくときれいに仕上がります。

また中身を入れる際は、ご飯→メインのおかず→小さいおかずの順番で詰めていくとおかず同士をしっかり固定できて盛り付けがくずれにくくなります。

おかず同士のちょっとした隙間にはハムやブロッコリーなど彩り豊かなものを詰めてみましょう。
不安定なときはピックに刺して立てかけていくのもおすすめです。
慣れてくると入れやすいおかずや入れにくいおかずが分かってきたり、見映えがよくなる食材なども多く取り入れられるようになります。

■まとめ
いつものお弁当箱を曲げわっぱに変えるだけで、ご飯やおかずをおいしく食べられるようになります。
最後に、曲げわっぱの種類や使い方をおさらいしましょう。

・曲げわっぱの種類は、容量と好みの見せ方で選ぶのがおすすめ
・曲げわっぱを使う際は、水分を含ませてから使うことが鉄則
・汁や油の吸い込みによるシミを防ぐなら、おかずの種類に気を付けて汁気取りを忘れずに行う
・深さを活かして倒し気味に並べていくのがきれいに見せる詰め方のコツ

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