COLUMNトートバッグを簡単に手作りする作り方とは
「トートバッグを作りたいけれど、作り方がよくわからない」
「いつもつまずいてしまう」
「デザインにこだわりがあるのに、それを実現する方法がわからない!」という人もいるかもしれません。
そんな人の「困った!」を解消するための方法を紹介します。

■さまざまな「困った!」
トートバッグを作るときにどこでつまずくか、というのは人それぞれ違います。
さまざまなケースの「困った!」に対応する方法をお教えします。
◇裏地を付けたいけれど付け方が分からない
裏地を付けたいけれど付け方が分からない、という人は、まずは、表に来る生地と同じ大きさに裏地をカットすることから始めてください。
その後で、持ち手部分を縫い合わせます。
持ち手部分を先に縫い付けたら、その後で、表にくる布と表にくる布を合わせて縫い合わせていきます。
また、ポケットを作りたい場合は、まず先にこれを取り付けるようにしてください。
ただ、裏地を付ける場合は、マチを作るときも少し難易度があがったり工程が増えたりするので、まずは「裏地のないもの」を作ることに慣れてからチャレンジした方がよいでしょう。
また、講座によっては布を張り付けるだけで完成する貼るバッグ講座と呼ばれるものも存在します。
◇どんな布を選べばいいかわからない
「何もかも初めてなので、トートバッグを作るための布選びも分からない」という人もいるでしょう。
その場合は、「布の厚さ」で選びましょう。
厚い布地のものほど、できあがったバッグは頑丈になります。
特にトートバッグは、たくさんの荷物が入る鞄です。薄手の布で縫い上げてしまうと、重みに耐えきれずにトートバッグが悲鳴を上げる可能性もあります。
しかし同時に、厚すぎる生地を家で縫うのは非常に骨が折れるもの。また、場合によってはミシンの針が通らない可能性もあります。
強引に縫おうとした場合、布地だけでなく、ミシンが壊れてしまうかもしれませんし、思わぬ怪我にもつながりかねません。
家で作ることのできる布地であること、意識して選びましょう。
一般的な家庭用のミシンの場合は、11号程度(表記があります)の帆船布が良いと言われています。
ビニール系については念のために避けて、まずは一般的な素材で作り上げてみることをおすすめします。
◇持ち手の芯がずれる
持ち手に芯を入れることで持ち手に固さを持たせることができるようになります。
しっかりとした握り心地を実現することができるため、これを使う人も多いかと思われます。
ただ、これを貼るのがなかなかうまくいかない、という人もいるでしょう。
芯にはいろいろな種類がありますが、アイロンでくっつけるタイプの場合は、初心者さんでも失敗がしにくいと言われています。
そのため、まずはこれを選びましょう。
また、ずれることも想定して、布も芯も少し余裕を見ておくことが望まれます。
「絶対に柔らかい布で作りたい!」というのが前提にある場合は別として、ある程度固さのある布の方が芯は付けやすいとされています。柔らかい布だと慣れた人でもずれが生じるのだとか。
初心者さんは、やはり少し固めの布を選ぶとよいでしょう。
■まとめ
ただ、どれほど丁寧に解説されても、やはり一人でやっていくのは心もとない……という人や、「わからないところをすぐに聞きたい!」という人もいるでしょう。
このような人の場合はカルチャーセンターに通ったり、プロの人が解説している動画を逐一停めながら見て慣れていったりすることをおすすめします。
もちろん「先生」でなくてもすばらしいトートバッグを作る人はたくさんいますし、そのやり方や解説もとても丁寧です。
ただ、「教えること」「つまずく箇所」を知っているプロの先生の解説は、やはり非常にわかりやすいものです。
現在は、まったくミシンや針と糸を使わずに、個性的なトートバッグを作り出すための「貼るバッグ講座」も用意されています。
その講座では、トートバッグに布地などを貼りつけてカバンをドレスアップしていく、というもの。
また、鞄に求められる「強度」を持たせるための方法なども学べます。
このような講座の場合、道具もすべてセットになっており、初心者さんでも取り組みやすくなっているのが魅力です。
加えて、市販では手に入らないような資材を提供してくれる講座もあります。
自分の持っている技術や興味、何を目的としてトートバッグを作るかによって選ぶべき講座は異なってきます。
どちらが良い・悪いというものではありませんから、じっくりと考えて選びましょう。
貼ってつくるクチュールバッグ講座のご紹介
東京・自由が丘で人気のカルトナージュ教室のレッスンを
自宅で受けられます。
専用ボンドを使って縫わずにつくれるバッグです。ブランド品に負けないような海外の高級生地を使用した、6パターンのバッグ作りをマスターすることができます。日常で使いたいシーンに合わせた好きなデザイン・テイストで、自分だけの作品を仕上げるテクニックを習得できます。また、個人では揃えにくい道具や材料キットも一式セットになっています。
講座修了者は「貼ってつくるクチュールバッグデザイナー」の資格が認定されます。
