COLUMNバッグデザイナーになるには何から始めたらいい?
日々の生活でも手にすることの多いバッグですが、これらの多くのバッグは「バッグデザイナー」と呼ばれる人達の手でデザインを作られたバッグになります。 ここでは、バッグデザイナーの仕事内容や、バッグデザイナーを目指すための方法などをご紹介します。

■バッグデザイナーの仕事と活躍の場
バッグデザイナーは、その名前の通り、バッグのデザインを手掛ける人です。
もっとも、名称こそ「バッグデザイナー」ですが、実際にはバッグ意外にも、財布などのデザインを受け持つこともあります。
どこまでがバッグデザイナーの采配にゆだねられるかはブランドごと・お店ごと・働き方ごとによって異なるでしょう。
ただ、色や素材、大きさ、フォルムといった基本のところをデザインするだけでなく、「使いやすいバッグであるかどうか」などの機能性についてもしっかりと考えて組み立てていくことが求められる仕事です。
バッグデザイナーの活躍の場所は実にさまざまです。
特定のブランドに所属してバッグデザイナーとして働くこともあれば、フリーランスで活躍している人もいます。
また、フリーランスからさらに発展し、自分で会社を立ち上げ、今度は人を使う立場になる人もいます。
その活躍の場所や仕事内容は幅広く、素材の買い付けのために海外や地方に足を運んだり、企画力とプレゼン能力が求められたりすることもあります。
「優れたデザインのバッグを作ること」はもちろんのこと、予算内で生産することを考慮することも求められるため、総合的な能力も高くなければいけません。
常にアンテナを立てて、新しいもの、最先端の流行をキャッチする力が必要であることは、言うまでもないことです。
ただ、それ以外にも、「使おうとしている素材の特徴」「ブランドの持っているイメージとの整合性」「ユーザー側のニーズ」「ターゲットとしている年齢層」についても配慮して、デザインをしていく能力も求められます。
このため、一生をかけて勉強していくことが求められる仕事だとも言えるでしょう。
■バッグデザイナーになるには
では、バッグデザイナーになるためにはどうすればよいのでしょうか。
方法としては、2パターン存在します。
1つは金額も高いがしっかりと学ぶことができる服飾系の専門学校へ通うこと。
もう1つは、バッグデザイナーのスクールなどに通い、民間の資格を取得する方法です。
【服飾系の専門学校に通う】
服飾系の専門学校では服飾の基本を学ぶことができますし、プロの講義を受けることができます。
さまざまな科がある学校では、他学科との交流や繋がりによって、よりマクロな視点で「ファッション・デザイン」に触れていくことも可能です。
数は決して多くはありませんが、「バッグデザイナーになるための専門のコース」を用意している学校もあります。
また、「デザイン性」「美術性」を学ぶために、デザインの専門学校や美術の専門学校に進む人もいます。
芸術性の高いデザインを学び、一流の美術品にも触れられる機会が多いため、このような学校も非常に有用です。
【スクールや習い事を通して民間の資格を手に入れる】
上で挙げた方法は、「企業の人間として、あるいはフリーランスの人間として、一本立ちして仕事をしていく」というスタイルの「バッグデザイナーのなり方」について見ていきました。
しかし、このようなやり方ではなく、独学でハンドメイドの技術を学んでやっていく「バッグデザイナー」もあります。
現在ではさまざまなバッグ作りの講座があります。
これらを受講し、技術を学び、そこで学んだ技術をもって人に教えていったり、作り出したバッグを売りだしたりすることもできます。
■バッグデザイナーの講師を目指す
現在は副職や内職の方法もさまざまですし、また資格をとるための講座では「その後に講師として活躍できる道がある」としています。
講師といっても、雇われて講師になるのか、自分の教室を持って講師になるのかで仕事内容ややりがいは異なりますが、企業やクライアントに縛られない分、自分で自由に作品を作っていくことが可能です。
自分で教室を開く場合、「自分の作品にファンがつく」「好きな時間帯で授業を開けるため、時間の自由がききやすい」というメリットがあります。
一方、雇われ講師の場合、自由の制約は増えますが、自分の教室を持つよりも安定しやすいこともあります。
主婦の人や子育ての傍らにバッグデザイナーを仕事の一つにしたい場合、服飾系の専門学校に行く時間や費用がなかなか出せないことも多くあります。
また、実際に服飾系の専門学校を出なくとも、バッグデザイナーの講師を目指せることを考えるのであれば、「特定の企業のバッグデザイナーになりたい!」という意思がないのであれば、スクールや習い事を通して民間の資格を取得した方がメリットは大きいでしょう。
バッグデザイナーを副業や趣味として始める場合や、自分の教室を持ちたいと考えている人は、自分と相性のよさそうなハンドメイドバッグの講座を選び、そこに通ったり、そこの教材を受け取ったりして徐々に学んでいくとよいでしょう。
初めは簡単なところから始めていき、どんどんできることを増やしていく、というのも一つの方法です。
また逆に、一つの手法だけを極めるために深く勉強していくのも面白いでしょう。
■まとめ
バッグデザイナーは、企業などに雇われて服のデザインを行う仕事と、スクールや教室の講師になる2パターンが存在します。
そこに至るまでの道のりは、専門学校に通ったり講座に通ったりと様々です。
もし、バッグデザイナーの仕事に興味があるなら、一度講座の申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
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