COLUMNウクレレは楽器初心者に難しいですか?楽器を初めて触る人にウクレレがおすすめな理由

2019/05/10

今、ウクレレが人気急上昇中だということを知っていますか?
楽器は音楽初心者にとって難しいイメージがありますが、ウクレレは大人になってからでも気軽に始められる楽器として知られています。
そこで今回は、なぜウクレレが楽器初心者におすすめと言われるのか、気になる理由について解説します。
ウクレレが注目される理由を知って、趣味の幅を広げてみてくださいね。

■ウクレレとは
ウクレレとは、両手と4本の弦を使って演奏する弦楽器の一種です。
フラダンスのハワイアンミュージックで知られる楽器とも言えますが、近年では老若男女問わず趣味としてウクレレを始める方が多く、演奏される曲にはハワイアンミュージック以外にも以下のようなジャンルがあります。

・J-pop
・洋楽
・ジャズ
・ラテン
・ボサノバ

そんなウクレレにはスタンダード型、パイナップル型と呼ばれる異なる形があります。
ギターを小さくしたかのようなくびれを持つスタンダード型、なめらかな楕円形のパイナップル型では、次のような音の違いがあります。

スタンダード型の音
跳ねるような軽い音

パイナップル型の音
ふんわりとこもった音

このほか、ソプラノ、コンサート(アルト)、テナー、バリトンと音域の異なる種類も存在します。

■なぜウクレレがギターよりも簡単だと言われているのか
ウクレレとギターは同じ弦楽器として比較されやすいですが、しばしば“ウクレレはギターよりも簡単”と言われるケースもあります。
このような情報が広がっているのには、次のような理由があると考えられます。

◇弦の数がギターよりも少ない

ギターには6本の弦が張られているのに対し、ウクレレは4本です。
弦の数が少ないと同じ弦を押さえる頻度は格段に上がりますが、使う指の本数は限られます。

例えば、ギターでFのコードを押さえようとすると「セーハ」といって1弦~6弦までを人差し指1本で確実に押さえる必要があります。
この技術は弦楽器初心者にとって第一の難関とも言え、ここで諦めて挫折してしまう方もいるでしょう。

ギターでFのコードを押さえるには力の入れ方やネックの持ち方などさまざまなコツを意識する必要があり、間違った練習法では一向に技術が上達しません。

一方、ウクレレではFのコードを弾くには、指2本を使って1弦と3弦を点で押さえるのみと簡単です。

初めて弦楽器を触る人にとって、コードの形を覚えて瞬時に弾くというのは至難の業。
簡単なコードが多いことから、ウクレレはギターに比べて簡単だと言われやすいのではないでしょうか。

◇弦を押さえる手(指)が痛くなりにくい
練習に対するモチベーションを維持しやすいかどうかは、上達に欠かせない要素です。
ウクレレはギターの金属弦よりも柔らかなナイロン弦が張られているため、練習で手が痛くなることもありません。
本体が小さくネックを持ちやすい点でも、練習を続けやすいと言えるでしょう。

◇1曲を最後まで弾くために覚えるコードの数が少ない
曲や楽譜の難易度によっても異なりますが、ウクレレなら4つの簡単なコードを繰り返すだけで1曲を最後まで弾ける場合もあります。楽器初心者にとっては、「できた」という達成感を感じることもまた上達に欠かせません。

このようなことから、“自分(初心者)にもできそうな楽器”を探している方にとって、ウクレレは相性が良い楽器と言えそうですね。

■ウクレレの楽譜は「TAB譜」なので分かりやすい
音符が読めない、リズムが読めないという理由で音楽から遠ざかっていませんか?
ウクレレの場合、音符を使わない「TAB譜」を見ながら演奏できます。

TAB譜とは、ウクレレの弦を模した4本の線譜の上に押さえるべきフレット(弦と弦の間)が記された弦楽器用の楽譜をいいます。
音符を読んで頭のなかでコードに置き換えて……といった順序ではなく、見たままのコードを押さえるだけのため、楽譜が読めない方でもすぐに演奏が可能です。

■ウクレレを学ぶ手法は書籍・スクール・独学 イメージ
楽器初心者がウクレレを始める際は、次の3つの手法から自分に合った方法を選ぶことが大切です。

◇書籍
教則本に記載された順序で基礎知識や技術を磨いていく方法です。
書籍は専門家やプロの演奏家が監修しているものが多いため正しい知識を学びやすいですが、知識や情報がやや古い場合があったり、分からないことを飛ばしてしまいやすいのがネックです。
書籍に書いてある内容を忠実に読み解いてコツコツ練習に励める方に向いている方法です。

◇スクール
専門講師から基礎や曲を学べます。
他の方法唯一異なる点は、複数のウクレレ初心者と同時レッスンになるケースが多いこと。
同じ時期にウクレレを始めた仲間と切磋琢磨できるので、負けず嫌いの方は上達が早いでしょう。
分からないことをその場で解決したり、和気あいあいと練習に励みたい方におすすめの方法です。

◇独学
情報サイトや動画などを頼りにしながら自分で技術を身につけていく方法です。
誤った知識や情報を取り入れてしまうと間違った奏法や癖がついてしまう場合もありますが、自分のペースでのんびりと練習を進められる点が大きな特徴です。
自分の成長を見誤らず正しい情報を収集できる人に向いている方法です。

■まとめ
・ウクレレとは、4本のナイロン弦が張られた弦楽器
・練習のしやすさや練習初期の難易度の低さから、ウクレレはギターよりも簡単と言われている
・ウクレレの楽譜は、押さえるべき指が一目で分かるTAB譜
・ウクレレを学ぶなら3つの手法(書籍・スクール・独学)から自分に合った方法を選ぶことが大切

ヒューマンアカデミーではウクレレ初心者に向けたレッスンを行っています。
ウクレレを基礎からしっかり学びたいという方は、この機会にヒューマンアカデミーをチェックしてみてはいかがでしょうか?

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