FEATURE~スーパーやコンビニで無理なくできる薬膳生活vol.3~ 肌トラブル。 キレイなお肌、それはお手軽薬膳で。。。

2018/08/08

綺麗なお肌を手に入れたい!! 誰もが望むことではありますが、日頃の食生活で常に美肌を意識することは難しいと思います。
今回は、肌トラブルの種類に合わせて手軽に改善できる飲み物、食べ物をご紹介いたします。

まずは、お肌にできてしまったイボを取りたいときにオススメしたいドリンクをご紹介いたします。

それがハトムギ茶です。

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コンビニやスーパーでもハトムギ茶やハトムギがブレンドされているお茶が手に入ります。
中国では、はと麦の皮を剥いた種子のことをヨクイニン(薏苡仁)と呼び、古くから生薬として扱われています。

「薏苡仁」という生薬は漢方薬としてもよく使われているため、聞いたことがあるという方も多いかもしれません。

この薏苡仁には利尿作用があり、体の中の老廃物を排出させる作用があるため、飲み続けることでイボなど肌にできたトラブルを解消させる働きがあると言われています。
ちなみに、見た目は大麦と似ていますが、別物です。
コンビニでお茶を買うときに積極的にハトムギ茶を選ぶだけで、肌トラブル改善につながるのでとても手軽ですよね。
鉄分や食物繊維も豊富なので貧血予防や腸内環境を整えたい場合にもぴったりです。

自宅で作りたい場合にはティーパックタイプのものを購入しても良いでしょう。
また、はと麦そのものを購入してフライパンで乾煎りし、じっくりとお湯で煮出せばご自身でもハトムギ茶を作ることができます。
芳ばしい香りがリラックス効果にもつながり、温かいうちに飲むことで胃の働きをさらに活発にすることができるため、デトックス効果がさらに高まりますよ!

続いて、肌にハリやツヤがなく乾燥も気になるという方にオススメの1品をご紹介いたします。

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<タコとパプリカのマリネ>

気と血を補うタコは疲労やめまいを改善させてくれる作用があります。
また、新陳代謝を高めて皮膚や髪の毛にツヤを与えてくれる作用も期待できます。
同じく新陳代謝を高める作用がありビタミンCも豊富なパプリカを合わせることで、
美肌に効果をさらに高める1品が完成します。

材料(2人分)

タコ        100g
パプリカ      1/2個
<A>
ごま油       大さじ1
酢         小さじ1
塩         少々
醤油        小さじ2
レモン汁      小さじ1
鶏ガラスープの素  小さじ1/2


作り方
1. Aの調味料をボールに入れてしっかりと混ぜ合わせる。
2. タコは食べやすい大きさに切る。パプリカは、5mm幅程度の薄切りにする。
3. 2の材料を1のボールに入れて調味液を絡めたら、冷蔵庫で1時間程度冷やし味をな
じませる。


ヘルシーなお酒のおつまみとしても美味しく食べられるので、
時間があるときに作り置きしておくのも良いでしょう。 

調味液に使われているごま油には、大腸を潤す作用があります。
腸の乾燥は肌の乾燥につながるとも言われているため、乾燥肌が気になるという方は油もきちんと摂ることをオススメします。


身近な食材が持つ効能を理解しておくと、
大きなトラブルを引き起こす前に食事で症状を緩和させることができます。

薬膳の世界でよく使われる「未病」という言葉は、
健康ではないけれどまだ病気とは言えない体の状態のこと。

病気になる前の未病の段階で、
薬に頼らず食事の力で健康な状態に戻すことを目的としているのが「薬膳」です。

まずは毎日のコンビニでのドリンク選びの際に、
ご自身の体に耳を傾けてその時の状況にあったものを
チョイスできるように心がけてみてはいかがでしょうか。

(西岡麻央 ライフスタイルクラブ薬膳料理アドバイザー講座講師 料理家 国際中医薬膳師)

西岡麻央講師の薬膳料理アドバイザー講座

薬膳というと、
苦いスープを飲まなきゃいけないの?と思ってしまう方も多いのでは?
でもそんなことはなく、普段スーパーで売っている食材で作ることができます。

さらにとても美味しいのです!

食座は一つ一つそれぞれが体に作用する効能を持っています。
その効能を知っていると季節の変化や体調の変化に合わせて、
今、自分はこの症状だからこの食材を選んでみようかなという風に、
自ら食材をチョイスすることができるようになるんですね。

それができると日々の食生活がますます豊かになっていきます。
薬膳をあまり難しく考えずに、
毎日の生活に少しづづ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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