FEATURE~スーパーやコンビニで無理なくできる薬膳生活vol.7~

2018/12/06

~スーパーやコンビニで無理なくできる薬膳生活vol.7~

アンチエイジングな食材を使ったレシピを3つご紹介いたします。

薬膳に興味を持っている方の多くは、「食べ物で無理なく若さをキープできたら嬉しい」など、アンチエイジングに対する意識を高く持っていらっしゃるようです。

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ちなみにアンチエイジングは、人間の持つ臓器の中の「腎」と大きく関わっています。

腎は、人間の臓器の1つの腎臓を含む「生命力を司る場所」とイメージしていただくと分かりやすいと思います。

そして人間は皆、お母さんから腎精という生きるためのエネルギーをたっぷりもらって生まれます。(これを先天の精と呼びます)

そして生まれた後は、毎日食べ物や飲み物から腎精を作り出します。(これを後天の精と呼びます)

年齢を重ねると先天の精はどんどん減っていくので、後天の精をしっかりと補ってあげる必要があるのです。

では、そんな腎を補う食材にはどんなものがあるのでしょうか?

例えば、黒ごま、黒米、黒豆・・・
のように、黒い食材がたくさんあります。

そのほかにも、
くるみ、海老、栗、ぶどう、にら、枸杞の実などがあります。

今回はこれらのアンチエイジングな食材を使ったレシピを3つご紹介いたします。

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レシピ1~
<山芋と牡蠣のドリア>

カツオは「血」と「気」を補ってくれる食材です。血を補い、更に血行をよくする作用も期待できます。
同じく血行促進効果が期待できるアーモンドをドレッシングに加えることで、増やした血を体全体に巡らせることが可能に。アーモンドの香ばしさや食感も良いアクセントになります。

山芋のとろみでホワイトソースを作るヘルシーな1品です。山芋は中国で「山薬」と呼ばれ、生薬として長寿を保つ目的や胃の調子を整える目的などで使われてきました。
そんな山芋をたっぷりと使い、コンビニやスーパーで買うことができる牡蠣の缶詰を合わせることで旨味たっぷりなドリアに仕上げました。
牡蠣にも腎の働きを助ける作用がありますよ!

材料(容器 幅18cm×奥行き13cm×深さ10cm)
<ホワイトソース>
山芋         200g
牛乳         150ml
昆布茶(パウダー)  小さじ1と1/2

冷や飯(黑米入り)  250g  
バター 10g
オイスターソース   小さじ2
牡蠣の缶詰      1缶(50g程度)
ピザ用チーズ     35g


<作り方>
1. ホワイトソースを作る。山芋は皮をむき、適当な大きさに切ったらフードプロセッサーに入れて滑らかになるまで攪拌する。(もしくはすりおろす)

2. フライパンに1の山芋、牛乳、昆布茶を入れたら加熱しながらハンドミキサ ーで滑らかなホワイトソース状になるまで混ぜたらボールに取り出しておく。

3. フライパンにバターを入れて加熱し、溶けたら冷や飯、オスターソース、牡 蠣の缶詰の汁を加えて炒める。

4. 耐熱容器に3のご飯を敷き、牡蠣を乗せて、ホワイトソースをかけたらピザ用チーズを乗せて、オーブントースターできつね色になるまで焼く。

レシピ2~
<栗とナッツのテリーヌ>

栗とナッツ(特にくるみ)は腎を補う食材です。
おつまみやデザートとして楽しめる1品、おもてなしにも最適です。ぜひお試しください。


<材料> (テリーヌ型 幅23cm×奥行き5cm×深さ6cm)
クリームチーズ        300g
牛乳             135g
板ゼラチン          8g
はちみつ           大さじ2
ミックスナッツ        60g
剥き栗            60g 

<下準備>
板ゼラチンは冷水につけて戻しておく。
1. 牛乳を小鍋に入れて弱火にかけ、沸騰直前で火を止めて水を切ったゼラチン    を加えてよく混ぜる。
2. クリームチーズをフードプロセッサーに入れて攪拌し、1の牛乳と蜂蜜を    加えてさらに攪拌したらボール にあける。
3. 粗く刻んだミックスナッツと剥き栗をボール に加え、しっかりと混ぜ合わ    せたらテリーヌ型に入れて冷蔵庫で冷やし固める。

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レシピ3~
<枸杞の実ティー>

楊貴妃が愛したアンチエイジングの代表的な食材「枸杞の実」を無理なく取り入れることができるお茶です。
枸杞の実が紅茶に加わることで自然な甘みの紅茶に。
はちみつの量は調整してお好みの甘さにしてみてください。目のかすみにも効果的です!


<材料>
紅茶(ティーバック)   1袋
枸杞の実         小さじ1
はちみつ         小さじ1

<作り方>
1. 枸杞の実は水で洗い汚れを取っておく。
2. 鍋で湯を沸かし、沸騰したらマグカップに注ぎ、ティーバック、枸杞の実を入れて3分程度蒸らす。
3. ティーバックを取り除いたら、はちみつで甘みを調整する。

西岡麻央講師の薬膳料理アドバイザー講座

薬膳というと、
苦いスープを飲まなきゃいけないの?と思ってしまう方も多いのでは?
でもそんなことはなく、普段スーパーで売っている食材で作ることができます。

さらにとても美味しいのです!

食座は一つ一つそれぞれが体に作用する効能を持っています。
その効能を知っていると季節の変化や体調の変化に合わせて、
今、自分はこの症状だからこの食材を選んでみようかなという風に、
自ら食材をチョイスすることができるようになるんですね。

それができると日々の食生活がますます豊かになっていきます。
薬膳をあまり難しく考えずに、
毎日の生活に少しづづ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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